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どれも甲乙付けがたい名作ばかりです。
個人的には「まんが日本昔ばなし」と「家政婦は見た!」。
「まんが日本昔ばなし」は、
声の出演者は市原悦子さんと常田富士男さんだけ。
時に優しい声音であり、時に愉快な声音であり、
時に恐ろしい声音でありと、二人が様々な役を演じ分ける名人芸は、
子供心に、強烈な印象を受けた事を今でも覚えています。
そして、「家政婦は見た!」シリーズ。
初期の頃から観ていたわけではないので、ちょっと驚いたのが、
「家政婦は見た!」の第一作目の市原悦子さん演じる石崎秋子は、
エリート家庭を崩壊に導く"悪女"だったらしいですね。
まぁ覗き行為は褒められたものじゃないですから、
物語の原点としては、妙に納得がいきます。
しかし、高視聴率をマークした第一作以降、
気を良くした柳田博美プロデューサーの手の元、
家政婦・石崎秋子は、正義の味方へと変化していったわけですが、
原作者の松本清張さんは、納得していなかったそうです。
原作者対テレビ屋の思惑が相違したまま、
大ヒット作となった「家政婦は見た!」は、そういう意味でも
異質な作品なのかもしれませんね。
しかしながら、第26作となる7月12日の放送で、
「家政婦は見た!」はそのシリーズに幕を降ろします。
存在していて当たり前の作品が消えていくのは、
とても寂しいですね。
個人的にはDVDBOX化希望です。
テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」の市原悦子(72)主演の
人気シリーズ「家政婦は見た!」が
第26作(12日午後9時)でファイナルを迎えます。
“のぞき見”続けて25年…最終回「家政婦は見た!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000004-ykf-ent
テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」の市原悦子(72)主演の人気シリーズ「家政婦は見た!」が第26作(12日午後9時)でファイナルを迎える。25年も続く人気作になるとは、原作者である推理小説の大家も読めなかったようだ。
「家政婦は見た!」は、市原演じる家政婦・石崎秋子が派遣先のエリート家庭のドロドロとした人間関係をのぞき見し、欺瞞を暴くストーリーでおなじみ。最終回で、のぞき見るのは外務官僚一家の「秘密」だ。
この秋子は「庶民の代表」「正義の味方」のイメージがすっかり定着しているが、1983年7月に放送された第1作では趣が異なるキャラだった。
原作は、松本清張の小説「熱い空気」。市原の役は河野信子という名前の家政婦で、エリート家庭を崩壊に導く“悪女”として描かれていたのだ。
初回の視聴率は27.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と高い数字を記録した。
これに気をよくした柳田博美プロデューサーが松本に「第2話を作りたい」と申し出たところ、「私には連続ものは1本もありません」と断られた。作品の設定を拝借して続編を作ることを何とか承諾してもらったものの、松本は「柳の下にドジョウ2匹はいないよ」と言い放ったという。
ところが、ふたを開けると、第2作の視聴率は30.9%をマーク。この数字は現在も「土曜ワイド劇場」史上最高記録として破られていない。
ヒットについて、松本は柳田氏に何も語らなかったという。その真意はともかく、シリーズを重ねるごとに秋子役の市原のファンは確実に増えていった。
500円のマフラーを巻いているのを不憫に思った視聴者が「趣味が悪い」と洋服を送ってくれたり、本物の家政婦から「もっと(エリートを)いじめてください」と頼まれたりしたこともあったという。
市原は最近の悩みをこう打ち明ける。「トークショーで『家政婦は見た!』の話をすると、必ず笑われるの。なんでかしら?」
ドラマ史上に残る強烈キャラが消えてゆく。