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男子バレーボール五輪代表チームの、
五輪を目前にして最終の実戦がワールドリーグ。

実戦を五輪への最終調整と位置づけするならば、
これほどの好材料は無かったはずです。

しかし、植田辰哉監督は、
主催者推薦で決まったブラジルでの決勝ラウンドに
主力メンバーを遠征させることを止めました。


なぜか?
これには二つの理由があります。


このワールドリーグでは、五輪で使用される新ボールが
採用されていない事が大きな要因のひとつです。

極端な話を言えば、明日から野球のボールが、
ソフトボールくらいに大きくなると言われて、
そのボールで練習せずに試合に出れば、
ろくな結果にはなりません。

ワールドリーグの全日程が終了するのは、27日。
その後、新ボールでの練習を始めても、
五輪までに新ボールを触れる期間は、10日程度。

このビハインドは大きいです。

これは、監督や選手だけでなく、
協会だって理解しているはずなのに、
協会は、国際バレーボール連盟からの推薦出場の打診を
丸呑みして、決勝ラウンドへの出場を"勝手"に決めたのです。


そう、もうひとつの要因とは、協会の勝手な判断。

国際バレーボール連盟は、
日本の推薦理由をこう挙げています。

「日本は広範囲のテレビ放送が期待できる」

こんな理由の打診を協会は受けたわけです。
五輪目前のこの時期に。


協会本体や、バレーボールを発展させていくには、
もちろん多額の資金が必要です。

でも、この時期に新ボールでの練習よりも、
より利益の絡むワールドリーグの出場を優先させる協会。
多分、メダルを取れないと思っているのでしょうね。

協会の判断に真っ向から立ち向かう植田監督。
あなたの怒りと勇気は、日本人みんなが理解していますよ。



全日本男子が、北京五輪直前の
ワールドリーグ(WL)決勝ラウンドに
主催者推薦で進出が決まった件で、
全日本の植田辰哉監督(43)は20日、
若手中心のメンバーを派遣することを決めました。


植田監督ブラジル行かない!主力も外す!北京メダル取りへの決断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080721-00000115-sph-spo

 ◆バレーボール男子 ワールドリーグ1次リーグ大阪大会最終日(20日、大阪市中央体育館) 全日本男子が、北京五輪直前のワールドリーグ(WL)決勝ラウンド(23日〜27日、ブラジル・リオデジャネイロ)に主催者推薦で進出が決まった件で、全日本の植田辰哉監督(43)は20日、若手中心のメンバーを派遣することを決めた。監督自らも日本に残ることを決断。混乱を乗り越えメダルを目指し、長距離遠征を避けて最後の強化練習に専念する。この日の最終戦では、中国に1−3で敗れ、通算5勝7敗のD組3位に終わった。日本は21日に出発する。

 五輪直前に、往復で地球1周分の移動を強いられるブラジル遠征が、植田監督の意思に関係なく、急きょ決まったことに対し、言いたいことはたくさんあったはず。だが、この日の試合後の会見では「若手中心で行きます。わたしは行きません」と、問題についての感想は多く語らず、“主力温存”という短い結論にとどめた。

 ブラジル派遣メンバーとして名前を挙げたのは、ともに大学生の清水邦広(21)=東海大=と福沢達哉(22)=中大=の2人だけ。1次登録メンバー19人の中から12人を選ぶため、清水ら2人以外の五輪代表も出場の可能性はあるが、5月の五輪最終予選で活躍したスーパーエース山本隆弘(30)=パナソニック=ら主力メンバーは日本に残す。植田監督に代わり、ブラジルでは、萩原秀雄・強化本部長が指揮をとることになる。

 当初は1次リーグを全力で戦い、その結果2位に入り、ワイルドカード(主催者推薦)で決勝ラウンド行きが決まれば「運命と思って、ベストメンバーを出すつもりだった」という。だが、その結果が出る前に出場が決まった。「不安、疑問が出た。モチベーションが下がったし、なぜ推薦するのか、という気持ちはある」と愚痴もこぼした監督。「睡眠が浅く、(深夜)2時、3時に目が覚める。この2、3日は色々考えた」と悩んだ。だが、やはり五輪での結果を出すため、国内での主力強化を優先することを決めた。

 「どうやったらベストか考えた」と最後まで険しい表情だった監督。大事な時期にチームを2つに割ることになるが、自身の選択を信じて、五輪まで突き進むしかない。

 ◆推薦出場の経緯 15日に、国際バレーボール連盟(FIVB)が、日本を決勝ラウンドの主催者推薦に選んだことを発表した。日本にはFIVBから12日に打診があり、14日に日本協会の経営委員会(幹部会議)で、選ばれた場合は出場することを決めたという。だが、萩原本部長と監督らは同日、大阪で技術会議を開いており、経営委員会には不参加。「強化の知らないところで決まった」(植田監督)。主催者推薦は、1次リーグ各組2位チームの中から選ぶのが通例だが、FIVB側は「日本は広範囲のテレビ放送が期待できる」などを推薦理由に挙げた。

 ◆国内最終戦黒星 ○…この日の試合は、五輪前の国内最終戦となったが、白星で飾ることはできなかった。先発の山本、福沢が力を発揮できず、第1、第2セットと中国に奪われる展開。途中出場の清水の活躍で、第3セットは取り返したのが精いっぱいだった。植田監督は「もっと切り替えを早くしないといけない」と、課題を挙げていた。
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